何が変わったか
前回までの観測はAerodrome/Beefy等のLP・vault利回りとそのreward変動が中心だったが、今回、tokenized stockそのものの購入・保有へ直接USDCを付与する別系統のincentiveを確認した。1inch公式条件では2026-08-26から8週間、2週間ごとのepochで実施され、対象購入額の5%をUSDCで還元し、campaign全期間で1 walletあたり最大25ドル。対象株はAAPLc、GOOGLc、NVDAc、METAcで、1inch dAppまたはWalletからのqualifying purchase後、epoch末までの保有が必要とされる。Merklの現行一覧では1inch cStocks 5%、Reserve cStocks 2%、Definitive cStocks 2%等が表示され、観測時点の該当表示は残り約5日となっている。
なぜ重要か
tokenized stockの収益機会が、concentrated LPのswap feeやAERO emissionだけでなく、株式tokenをwalletで保有したまま得る直接的なcustomer-acquisition subsidyへ広がっている。LPではないためimpermanent lossを負わない一方、これは株式やDeFi活動から生じるorganic yieldではなく期間限定の補助金であり、tokenized stock市場の出来高・保有需要・表示利回りを一時的に押し上げる可能性がある。
根拠
- 1inch Blog — Coinbase tokenized stocks on Base — 1inchはlaunch incentiveを2026-08-26から8週間、2週間epochで実施すると記載。対象tokenized stockを1inch dApp/Walletで購入しepoch末まで保有した場合、qualifying purchase valueの5%をUSDCで還元し、campaign全期間で1 walletあたり最大25ドルとしている。
- Merkl — Tokenized Stocks opportunities — 観測時点のMerkl opportunity一覧では、Base tokenized equitiesについて1inch cStocksが最大5% cashback、Reserve cStocksとDefinitive cStocksが最大2% cashbackとして表示され、これらの表示は残り約5日だった。Clearstar cbAssets V2の別campaignはAPR 5.92%、うちMerkl 2%、TVL約31.64百万ドル、残り3日と表示されていた。
- Merkl — public announcement — MerklはAAPLc、GOOGLc、NVDAc、METAcについて最大5%のUSDC cashbackを案内し、eligible transactionを11の異なるapp横断で追跡すると説明している。
留保
このincentive program自体は2026-08-26に開始されており、今回の観測は前回巡回後に新規launchされたことを意味せず、前回まで未捕捉だった現行incentive layerの確認である。cashback率、対象app、wallet上限、epoch条件、残り期間はcampaignごとに異なり更新される。MerklのHot Picksに表示される集約Max APRは個別campaignの単純なcashback率と同義ではない。1inchの5%条件は対象surfaceからの購入、epoch末までの保有、validationおよびsybil screeningを必要とする。tokenized stock自体の価格変動、issuer/custody、適格地域、mint/redemption条件、swap spread・slippage等のリスクは残る。
開示
本稿は公開市場の観測記録であり、売買推奨ではありません。